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野球選手にとって「野球肘」という言葉はあまりにも聞き慣れた言葉だと思います。
私自身、学生時代は野球をやっていて肘を痛めた経験があります。
実はもしあったら「1発アウト!」な野球肘があるのはご存じでしょうか。
でもこの1発アウト野球肘は当院で「早期発見」が可能なんです!
そこでこの記事では野球肘の種類や原因などを解説していき、当院ではどのように野球肘を早期発見していくのかご紹介します。
1、内側型野球肘
肘の内側が痛くなる状態で、野球肘の定番はこの内側です。肘の内側には「内側側副靱帯」という肘を支える重要な靱帯があります。投球動作により繰り返されるストレスや、フォーム不良による過度の負荷により炎症を引き起こします。
「トミージョン手術」という言葉を聞いたことはありませんか?最近ですと大谷翔平選手やダルビッシュ有選手、松坂大輔選手など有名なピッチャーが受けた手術です。この手術は痛めてしまったり断裂してしまったこの内側側副靱帯を再建(作り直す)する手術です。
また肘の内側は投球時に「引っ張られる」負荷がかかりやすく、靱帯に限らず筋肉の付着部や場合によっては付着している骨が剥離骨折(剥がれる)を引き起こすこともあり、痛みを放っておいたままは非常に危険です。
内側型野球肘の特徴的な不良フォームは「肘が肩のラインから下がっている」「開きが早い」「アーム投げ」「軸足バランスの悪さ」などが挙げられます。この記事では詳細は割愛しますが、また別の記事でご紹介致します。
2、外側型野球肘
これがいわゆる「1発アウト」野球肘です。もしお子さんが野球をしていて肘の外側を痛がっていたら即病院ないし「エコーがある接骨院」に受診してください。
投球時、肘の外側には圧力(骨と骨が押し合う)が加わります。骨と骨が衝突することで成長期の未熟な軟骨部分が炎症し、ひどい場合は骨が欠けてしまう状態になります。専門的には「離断性骨軟骨炎」と言います。画像左側の骨の不整部分です。
引用)ベースボール&スポーツクリニック様より
この状態になってしまうと長期間の投球禁止期間が必要で、発見時に進行している場合は手術が必要になり野球選手生命に関わります。つまりなってしまってからでは遅く、早期発見や未然に防ぐことが必要になります。そこで早期発見に最も適しているのが「エコー検査」になります。
引用)松田鍼灸整骨院様より
上記画像の左側が症状の出ていない正常な状態です。それに比べると同じ部分がガタガタとしているのが分かると思います。このようにエコー検査はリアルタイムで一瞬で肘の状態を観察することが出来ます。もし当院でエコー観察を行い、このような状態を発見した場合は速やかにMRI検査の出来る医療機関にご紹介致します。
外側型野球肘の特徴的な不良フォームに「肘の突き出し」と言われる状態があります。
これは肩周囲の筋力不足や、上体がキャッチャー方向に流れてしまういわゆる「突っ込んで」投げる選手に非常に多く見られます。約2~3か月の投球禁止期間に肩や体幹筋力の向上、軸足バランスの改善、などでフォーム修正を行い、肘の状態が完治してから段階的に投球を再開していきます。
繰り返しになりますが、この外側型野球肘は非常に危険な状態ですので、お子さんが肘の外側を痛がっている場合は出来るだけ早く石本接骨院にご相談ください。
3、後方型野球肘
肘の後ろ側に痛みがある状態です。数はそれほど多くない印象ですが、これも侮ってはいけません。肘の後方に負荷が集中するフォームの特徴に「手投げ」と言われる状態があります。
基本的に投球動作は全身の連動で行うのが一般的ですが、例えばキャッチャーのように座ったまま返球するような癖がついた選手は投球時に下半身や体幹の力を活かせず、腕の力(肘の曲げ伸ばし)で投げることがあります。
それにより肘を伸ばす筋肉に負荷がかかり炎症を起こします。稀ですが痛みをあまりにも放っておくと筋肉が骨に付着する部分の剥離骨折(骨が剥がれる)を引き起こす場合もあります。
フォーム修正は下半身や体幹をしっかりと使って投げれるように動作指導、修正を行います。
【当院での取り組み】
佐倉市の石本接骨院は最新のエコー観察機器を完備しております。症状の有無に関わらず、エコーによって疾患を見つけることも出来ます。またこういったスポーツ障害は積極的な予防活動
が必要になります。
地域の野球チームに出向いて「野球肘チェック」や「フィジカルチェック」を無料にて行っております。日程調整を行い、チームに出向くことも出来ますし、院に来ていただき選手全員行うことも出来ます。もし興味があれば当院までご連絡ください。
病院で「成長痛だから放っておいたらよくなるよ」「成長痛だから仕方ないね」と言われ、なかなか改善せず運動や部活をいつまで休んだらいいのか、という経験をされたことはありませんか?
今回のテーマは「オスグッド・シュラッター病」についてです。
これは膝小僧の少し下あたりの骨が出っ張った部分が、成長期のさまざまな要因で炎症を引き起こし、痛みで膝が曲げられなくなったり、日常生活や運動に支障をきたした状態です。
なぜ「成長痛」と言われることが多いのでしょうか。
膝前の下辺りの骨の出っ張りを「脛骨粗面」といい、この部分の成長過程が関係しています。オスグッド病になりやすい10~11歳頃は身長を伸ばす為に骨が縦に伸びようと盛んに細胞分裂を引き起こしている時期で、わかりやすく言うと「脆い」状態です。そこに筋肉による引っ張る力が繰り返し加わることで、めくれ上がるような負荷がかかり、発症してしまいます。
身長スパート年齢と言ったりもします。身長が伸びやすい反面、骨の頑丈さが落ちてしまうんですね。
このように負担を受けやすい時期に、さらに周囲の環境も影響します。
小学校低学年までは走る、跳ぶ、投げるといった競争よりも「楽しさ」を中心に運動するのに対し、10歳以降の小学校高学年となるとクラブチームでも競技に特化し、チームメイトと競争が始まることで無理をし始めます。さらに練習量も増加する反面、自分でケアをする習慣がなければ体への負担はどんどん増していきます。
お子さんが膝の前を痛がっている場合、親御さんが「成長痛だから大したことないよ」と判断するのではなく、こういった痛みが出やすい年齢だというのを理解して、早めに病院や接骨院などでみてもらってください。
オスグッド病の症状自体は比較的容易で鑑別しやすいですが、圧痛(押して痛む位置)が1mmズレるだけで違った疾患になります。当院ではエコー観察機器を用いてオスグッド病なのか、それ以外の症状なのか、などより根拠をもって鑑別しご説明致します。
さらに、現在痛みはないが、「オスグッド病予備軍」かどうかをエコーを用いて観察することも出来ます。
痛みを早く引かせるハイボルテージやLIPUS(ライプス)、オスグッド病の根本原因でもある姿勢や柔軟性、筋力など総合的なアプローチをもって最短で改善できる施術をご提供致します。
我が子は大丈夫なのかとご心配の方、痛みがなかなか引かないが今のままで良いのか?など不安な方は、一度当院へご相談ください。
石本接骨院のブログをご覧いただきありがとうございます。
今回はじめての投稿となります。今後もご覧の皆様にとって有益な情報を発信していきますので、よろしくお願いします。
さて今回のテーマは「腰痛」についてです。
ひとえに腰が痛いと言っても、痛みの原因をしっかりと鑑別出来ていなければ最短距離で改善しません。
腰痛は大きく分けると4つのタイプがあります。
1、「筋・筋膜性」と言われる筋肉や筋肉表面の筋膜が原因の腰痛
2、「椎間関節性」と言われる背骨の関節が原因の腰痛
3、「椎間板性」と言われる背骨の間にあるクッション材が原因の腰痛
4、「仙腸関節・骨盤」という骨盤の関節が原因の腰痛
それぞれの特徴的な症状をご紹介します。
1、「筋・筋膜性」
腰や背中の筋肉に何らかの負荷がかかり炎症している状態で、可能性の高い症状は「前屈痛」いわゆる前かがみをした時の痛みです。また筋肉は動かなければ刺激が加わらないので、じっとしているときには痛みが出にくいことが多いです。
2、「椎間関節性」
背骨の後部にある関節部分に何らかの負担が加わり炎症した状態です。背骨の構造上、体を後ろに反る伸展という動作を行うと負荷がかかりやすいため、「後屈痛」が特徴です。たくさんある背骨のうち、部分的に負荷が加わる状態は「体の柔軟性不足」があげられます。首や胸、股関節の柔軟性が不足すると背骨の関節に負荷がかかりやすくなります。関節も動かさなければ負担はありませんから、じっとしているときには痛みが少ないことが多いです。
3、「椎間板性」
背骨と背骨の間にあるクッション材のような部分を椎間板と言います。この部分は猫背のような姿勢不良によって負荷を受けやすいため、デスクワーカーに多い印象です。また腹筋などの筋力が不足していると上半身の重みを支えることが出来ず、クッション材となる椎間板への負担が大きくなります。この腰痛の特徴は「安静時痛」というじっとしているときの痛みです。動くことによって負荷が分散するので痛みが出にくいことが特徴です。
4、「仙腸関節・骨盤」
背骨の下にある骨盤部分の炎症による腰痛です。先ほどまでの腰痛と違い痛みがピンポイントであることが多いです。また骨盤部分は動いていても座っていても一定の刺激を受けてしまうので、常に痛みがあり日常生活への支障が大きい印象です。症状の辛さの割に、病院では一般的な腰痛と一緒にされやすくなかなか改善しにくい腰痛という印象があります。
ぎっくり腰や普段感じる腰痛と言ってもこのような症状の違いがあり、さらにひとつではなくこれらが複数絡み合って症状を出しているケースもあります。
さらにごく稀に内蔵の疾患やガンの骨への転移などが腰痛を引き起こしている場合もあります。
こういった「レッドフラッグ」という一発アウトで速やかに医師の診察を受けた方がいい症状も慎重に判断し、適切な医療機関へご紹介致します。
当院ではこれらの症状をしっかりと問診や触診、徒手検査で鑑別を行い、あなたの腰痛にとって最も適した施術を行います。他院で治療しているがなかなか改善しない、これぐらいならと腰痛を放っておいている方は、一度当院へご相談ください。