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野球肘について | 佐倉市で夜19時30分まで営業!地域で評判の接骨院・整骨院

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野球肘について

2023.06.22 | Category: 症状別

野球選手にとって「野球肘」という言葉はあまりにも聞き慣れた言葉だと思います。

私自身、学生時代は野球をやっていて肘を痛めた経験があります。

 

実はもしあったら「1発アウト!」な野球肘があるのはご存じでしょうか。

でもこの1発アウト野球肘は当院で「早期発見」が可能なんです!

 

そこでこの記事では野球肘の種類や原因などを解説していき、当院ではどのように野球肘を早期発見していくのかご紹介します。

 

1、内側型野球肘

肘の内側が痛くなる状態で、野球肘の定番はこの内側です。肘の内側には「内側側副靱帯」という肘を支える重要な靱帯があります。投球動作により繰り返されるストレスや、フォーム不良による過度の負荷により炎症を引き起こします。

「トミージョン手術」という言葉を聞いたことはありませんか?最近ですと大谷翔平選手やダルビッシュ有選手、松坂大輔選手など有名なピッチャーが受けた手術です。この手術は痛めてしまったり断裂してしまったこの内側側副靱帯を再建(作り直す)する手術です。

また肘の内側は投球時に「引っ張られる」負荷がかかりやすく、靱帯に限らず筋肉の付着部や場合によっては付着している骨が剥離骨折(剥がれる)を引き起こすこともあり、痛みを放っておいたままは非常に危険です。

 

内側型野球肘の特徴的な不良フォームは「肘が肩のラインから下がっている」「開きが早い」「アーム投げ」「軸足バランスの悪さ」などが挙げられます。この記事では詳細は割愛しますが、また別の記事でご紹介致します。

 

2、外側型野球肘

これがいわゆる「1発アウト」野球肘です。もしお子さんが野球をしていて肘の外側を痛がっていたら即病院ないし「エコーがある接骨院」に受診してください。

投球時、肘の外側には圧力(骨と骨が押し合う)が加わります。骨と骨が衝突することで成長期の未熟な軟骨部分が炎症し、ひどい場合は骨が欠けてしまう状態になります。専門的には「離断性骨軟骨炎」と言います。画像左側の骨の不整部分です。

引用)ベースボール&スポーツクリニック様より

 

この状態になってしまうと長期間の投球禁止期間が必要で、発見時に進行している場合は手術が必要になり野球選手生命に関わります。つまりなってしまってからでは遅く、早期発見や未然に防ぐことが必要になります。そこで早期発見に最も適しているのが「エコー検査」になります。

引用)松田鍼灸整骨院様より

上記画像の左側が症状の出ていない正常な状態です。それに比べると同じ部分がガタガタとしているのが分かると思います。このようにエコー検査はリアルタイムで一瞬で肘の状態を観察することが出来ます。もし当院でエコー観察を行い、このような状態を発見した場合は速やかにMRI検査の出来る医療機関にご紹介致します。

 

外側型野球肘の特徴的な不良フォームに「肘の突き出し」と言われる状態があります。

これは肩周囲の筋力不足や、上体がキャッチャー方向に流れてしまういわゆる「突っ込んで」投げる選手に非常に多く見られます。約2~3か月の投球禁止期間に肩や体幹筋力の向上、軸足バランスの改善、などでフォーム修正を行い、肘の状態が完治してから段階的に投球を再開していきます。

 

繰り返しになりますが、この外側型野球肘は非常に危険な状態ですので、お子さんが肘の外側を痛がっている場合は出来るだけ早く石本接骨院にご相談ください。

 

3、後方型野球肘

肘の後ろ側に痛みがある状態です。数はそれほど多くない印象ですが、これも侮ってはいけません。肘の後方に負荷が集中するフォームの特徴に「手投げ」と言われる状態があります。

基本的に投球動作は全身の連動で行うのが一般的ですが、例えばキャッチャーのように座ったまま返球するような癖がついた選手は投球時に下半身や体幹の力を活かせず、腕の力(肘の曲げ伸ばし)で投げることがあります。

それにより肘を伸ばす筋肉に負荷がかかり炎症を起こします。稀ですが痛みをあまりにも放っておくと筋肉が骨に付着する部分の剥離骨折(骨が剥がれる)を引き起こす場合もあります。

 

フォーム修正は下半身や体幹をしっかりと使って投げれるように動作指導、修正を行います。

 

 

【当院での取り組み】

佐倉市の石本接骨院は最新のエコー観察機器を完備しております。症状の有無に関わらず、エコーによって疾患を見つけることも出来ます。またこういったスポーツ障害は積極的な予防活動

が必要になります。

地域の野球チームに出向いて「野球肘チェック」「フィジカルチェック」無料にて行っております。日程調整を行い、チームに出向くことも出来ますし、院に来ていただき選手全員行うことも出来ます。もし興味があれば当院までご連絡ください。